竹中工務店の展示スペースに弊社製品が採用されました

東京・大手町の都市の森「大手町の森」で開催されたイベント「森の市2025」において、株式会社竹中工務店の展示スペースに弊社が製作したボードおよびペレットをご採用いただきました。

弊社と竹中工務店は、昨年の 「COT-Lab 大手町」＊注1）でのイベントをきっかけに共創がスタートしており、今回の採用は、その取り組みが着実に発展していることを示す大変嬉しい成果となりました。

今回採用されたボードとペレットは、ヒノキの端材とPLA（ポリ乳酸）をコンパウンドした、環境負荷の極めて低い独自素材で構成されています。ボードには、弊社の特許技術によって生まれたマーブル模様を生かし、紅葉をイメージしたカラー（5色＋ナチュラルの計6色）を施しました。これらのボードとペレットは、竹中工務店のデザイナーの手でグラフィカルなモザイク状に配置され、展示スペースの床材として美しく表現されています。

展示スペース内には、竹中工務店が展開する耐火集成材「燃エンウッド®」＊注）で製作された展示物と椅子が配置され、木材循環利用の取り組みについて、高いデザイン性とともに示されていますした。この心地よい空間では、来場者の方々が休憩や事務作業などに自由に利用されています。
また、弊社製品「PAPLUS®（パプラス）」で培った技術と知見は、紙以外のさまざまなバイオマス素材へ応用することが可能であり、今後求められる機能性に対しても環境性能を損なうことなく開発を進めてまいります。

＊注）1：COT-Lab（CO-creation Takenaka Laboratory）
竹中工務店が産官学と連携し、まちづくり・モビリティ・カーボンニュートラルなどの社会課題に挑むためのオープンイノベーション拠点。アイデアや技術の共創・実証を通じ、持続可能な都市・社会の実現に向けた活動を展開しています。

「COT-Lab」の詳細はこちら

https://www.takenaka.co.jp/solution/innovation/cotlab/

＊注）2：耐火性能を持つ木材「燃エンウッド®」木造建築は、木の温かみやデザイン性から注目を集めていますが、「火炎安全性」という大きな課題があります。燃エンウッド®は、このような課題を克服するために生まれた耐火集成材です。独自の技術で火災に強い性能を持ちながら、木材ならではの美しさや心地よさをそのまま活かすことができます

「燃エンウッド®」 の詳細はこちら

https://www.takenaka.co.jp/solution/environment/moenwood/

採用されたボードとペレット

「燃エンウッド®」で製作されたテーブル

2024年「COT-Lab 大手町」でのイベントで製作したボードとタンブラー